英伸法話 〜みんな集まれ、仏様の子!

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20260910英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識45 賢勝優婆夷(けんしょううばい)

20260910英伸法話 特別編『華厳経・入法界品』善知識45 賢勝優婆夷(けんしょううばい)2 days ago9 min

<p>『華厳経』入法界品、善財童子が訪ねる善知識の物語。今回は第45番目の善知識、賢勝優婆夷(けんしょううばい)についてお話しします。</p><p>第41番目の摩耶夫人までは非常に長く、物語の一つのクライマックスでしたが、その後の善知識たちについては記述が短くなります。しかし短いから内容が浅いわけではありません。それぞれがどのような瞑想や悟りの境地を示しているのか、原文とも照らし合わせながら見ていきます。</p><p>賢勝優婆夷は、「無所依の輪(マンダラ)」という法門を得ています。別の『華厳経』では「無住処無尽輪」と表現され、どこにも依りかからず、何ものにもとらわれることなく、しかも尽きることなく働き続ける境地と考えられます。</p><p>この境地においては、眼・耳・鼻・舌・身・意という<strong>六根</strong>のすべてが「一切智」によって働きます。私たちのように、自分に都合のよいものだけを見たり、嫌なものから目を背けたりするのではなく、世界をありのままに受け取る智慧が働いているのでしょう。</p><p>そこから功徳の大波、智慧の稲妻のような光、さらに新たな智慧、不可思議な神通の働きが、<strong>尽きることなく、とどまることなく生まれ続けていく</strong>と説かれます。</p><p>記述そのものは短いのですが、賢勝優婆夷が得ている境地は決して小さなものではありません。善財童子が出会う善知識たちは、物語が進むにつれて、さらに深い境地を次々と示しているのです。</p>