
← 資料Xから読み解く世界22 Jul · 18 min
国産マルチモーダル基盤モデル開発の本格始動:44社連合「Noetra」によるフィジカルAIへの挑戦
経済産業省とNEDOの支援のもと、日本独自の「マルチモーダル基盤モデル」を開発する巨大プロジェクト「FRONTia(フロンティア)」が本格的に始動しました。
1. プロジェクトの概要と体制中核組織「Noetra(ノエトラ)」の設立: ソニーグループ、ソフトバンク、NEC、本田技研工業(ホンダ)の4社を中核とし、三菱電機や楽天グループ、メガバンクなど国内大手44社が出資して「Noetra株式会社」が設立されました。産学官の連携: Noetraがモデル開発を担い、**産業技術総合研究所(産総研)が先端的な技術研究を担当します。また、AIスタートアップのPreferred Networks(PFN)**もエンジニアの派遣や開発リードとして深く参画しています。巨額の国策支援: 2026年度予算案として3,873億円が投じられ、5年間で最大1兆円規模の支援が見込まれる国家プロジェクトです。2. 開発目標:実世界で働く「フィジカルAI」マルチモーダル基盤モデル: テキストだけでなく、画像、動画、音声、そしてセンサーデータや物理法則までを統合的に理解・処理できるAIを目指します。実世界ネイティブAI: デジタル空間に閉じた従来のAIとは異なり、現実の物理空間を理解し、AIロボットや自動運転、工場の自律制御を実現するための「頭脳」を構築します。開発ロードマップ: 2026年度に推論基盤モデルを構築し、2028年度には音声・映像等を統合した「オムニモーダル基盤モデル」を開発、2030年度には「実世界ネイティブAI」の実現を目標としています。3. 計算基盤と戦略的パートナーシップ世界最大級のAI計算基盤: NVIDIAの協力により、最新の**「NVIDIA Rubin GPU」を約2万7,500基搭載**した国内最大規模の計算インフラを整備し、2028年6月からの稼働を目指します。データ主権の確保: 海外勢(OpenAIやGoogle等)への依存を減らし、日本の製造現場などが持つ高品質な「現場データ」を国内で安全に活用できる環境を整えることで、産業競争力と経済安全保障を強化します。4. 社会実装とエコシステムの形成学習済みモデルの提供: Noetraが開発したモデルの「学習済みの重み」は国内企業や開発者に広く提供される予定です。領域特化モデルの創出: この共通基盤を土台に、各企業が製造、物流、医療などの各分野で独自の「領域特化モデル」を開発し、2040年までに1,000万台のAIロボット導入を目指すなど、日本全体のAIトランスフォーメーション(AX)を加速させます。投げ銭でこの番組を応援する: https://cma7smwcr1nxt01vb2gajgk2j.firstory.io/join
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