
← 生命科学の冒険者30 aug · 25 min
090.【虫に触れたこともない】化学者が挑んだ、原因不明の”カイコの死”『ルイ・パスツール06』
090.【虫に触れたこともない】化学者が挑んだ、原因不明の”カイコの死”『ルイ・パスツール06』
前回、白鳥の首フラスコの実験で自然発生説に決着をつけたパスツール。しかし同じ時期、彼は”カイコの病気の原因”というまったく畑違いの依頼に頭を悩ませていました。化学者がなぜ、虫の病気に挑むことになったのでしょうか。
パスツールを待っていたのは、一筋縄ではいかない病でした。原因を突き止めたはずなのに、なぜかカイコは死に続ける。さらに調べると、実は病気は一つではなかったことが見えてきます。
追い打ちをかけるように、研究の最中パスツールは相次いで家族を失い、自身も45歳で病に倒れ、半身不随に。それでも彼は歩みを止めませんでした。
フランスの絹産業の命運を握った5年間、パスツールは何を見つけ、そして何を失うことになるのか——。
【今回のハイライト】
・化学者なのに「虫に触れたことがない」と語った男が引き受けた依頼
・皇帝夫妻からの厚遇と、ある申し出をきっぱり断った理由
・原因を突き止めたはずなのに、なぜかカイコが死に続けた謎
・相次ぐ家族の悲劇、そして45歳で襲った突然の異変
・5年間の努力の果てに待っていた、皮肉な結末
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