
← PLENUS RICE TO BE HERENeu · 9 Min.
EP. 699『@甲賀 、其ノ三 - かんぴょうにはあけぼの茶』
EP. 699『@甲賀 、其ノ三 - かんぴょうにはあけぼの茶』
日本中、霧の湧くところにはお茶があります。甲賀市土山町は、なだらかな丘陵地帯に日が当たり、鈴鹿山脈から清らかな水が流れる土地。14世紀に京都・大徳寺から茶の種が運ばれ、江戸時代には「あけぼの茶」として東海道の名物になりました。丸く刈られた茶畑を眺めながらお茶をいただくと、何かひと口頬張りたくなります。そこで、かんぴょう巻き。甲賀市水口は、かんぴょう作りで知られる土地です。夕方に花を咲かせる夕顔には、大きく丸い実がなり、それを細く薄く剥いて干したものがかんぴょうになります。甘辛く煮て海苔巻きにすれば、片手でパクッと食べられるのもいいところ。土山のお茶に、水口のかんぴょう巻き。地味だからこそ、じわっと日本の食文化のありがたさが伝わってきます。