
← Libertariman Radio - リバタリマン・ラジオ11 jul · 1 h 35 min
#165 半導体・SSD高騰の裏にある「お金の相対的価値低下」とミクロ経済へのシフト 2026-07-11
エピソードの概要 ✨
イントロダクション:Fountainでの配信とお金の重要性の低下 👑
今回のリバタリアンマンラジオは、聴きながらビットコイン(サトシ)がもらえるポッドキャストアプリ「Fountain(ファウンテン)」のリスナー(satorunakagawaさん)から届いた的確なコメントの紹介から始まります。リバタリマンは新しいiPhone 17 Proへの機種変に伴うアプリ移行の手間を明かしつつ、「ビットコインはお金として非常に優れているが、AIの登場によって『お金自体の重要性』が相対的に下がっている」という刺激的な持論を展開します。 ロレックスなどの高級時計やマンションの価格が一昔前の数倍〜十数倍に跳ね上がっている現状は、単なる物価上昇ではなく、人々が相対的にお金を欲しがらなくなり、物の価値が上がっている(お金の価値が下がっている)ことの表れであると指摘します。
マクロからミクロへ:中央銀行の衰退とAI企業の自然発生的富 📚
ビットコインが登場した2009年から2025年までの16年間は、中央銀行がお金を刷り、銀行システムが信用創造を行う「中央銀行システム(マクロ経済)優位の世界」であり、人々は健全なお金(ハードマネー)に熱狂しました。しかし現在、中央銀行は利上げをすれば国債市場が崩壊するような身動きが取れない状況にあり、大きなオペレーションを行っていません。 一方で、AIの爆発的普及を支えるミクロ経済(個別企業)は圧倒的な収益性を誇っています。NVIDIA(エヌビディア)やSK Hynixなどの半導体・記憶素子関連株は、スペキュレーション(投機)ではなく、あり得ない規模の実際の売上と利益によって株価が何十倍にも上昇しています。国がいくらお金を刷っても賃金は上がらず実質賃金は低下するばかりだったのに対し、莫大な利益を上げるAI関連企業では、一従業員の賞与(ボーナス)が数千万円〜数億円に達し、持ち株会で莫大な未実現利益を手にした人が仕事を辞めようか悩むレベルの富が自然発生的に生まれています。日経平均やS&P500の数少ない一部の勝ち組銘柄(ミクロ)が市場全体を牽引している現状は、AIの登場によって引き起こされた構造変化です。
AIの知能の本質と過酷なローカルLLM(セルフホスト)への投資 ⏳
最新の研究では、AIの仕組みは人間の脳(言葉を理解し、物語や教訓としてメモリ・ストレージのように引き継いでいく知能的アルファ)と本質的に変わらない可能性が示唆されています。イーロン・マスクはAIがもたらすアバンダンス(豊かな未来)の確率を1〜2割、残りの8割は「ターミネーターにやられる(人類滅亡)」と悲観しつつも楽観的に行動しています。 リバタリマン自身もAIのセルフホスト(ローカルLLM)の重要性を感じ、NVIDIAの「DGXスパーク(Blackwellチップと128GBのユニファイドメモリを搭載、現在は1台100万円超)」を大量にスタックしています。最先端フロンティアモデル級をローカルで完全再現するには4台(約400万円)必要ですが、クラウドに投げたくないデータ分析などのハイブリッド運用であれば2台(約200万円)でも十分に実用的です。中国政府(CCP)によるオープンソース公開規制などのリスクを見据え、お金を貯金するよりもハードウェア資産に変えていく方が価値があると主張します。
資産バリュエーション:不動産キャッシュ買いの好機とiPhone 18 Proの品質低下 📚
金利上昇に直面する現在の日本の不動産市場は、ローンの負担増と割引キャッシュフロー計算による時価下落というダブルパンチ(ダブルワーミー)を受けています。満員御礼だったモデルハウスの抽選倍率低下やキャンセル増加が目立ち始めており、キャッシュ(現金)を保有している人にとっては、安くなったマンションなどを買える絶好の「デフレフェーズ(チャンス)」が近づいているとウォッチ中の物件の動向を語ります。 対して、日用品の中で最も長く時間を共にするスマートフォン市場では、次世代の「iPhone 18 Pro」に関して原価高騰による値上げだけでなく、ストレージに通信速度の遅い「QLC」が採用されるという「スキンプフレーション(品質・スペック低下)」の予測情報があります。そのため、現行の17 Proをいち早く購入したリバタリマンの選択は、結果的に良いトレード(判断)である可能性が高いと振り返ります。
ガバナンストークンの限界:BONK DAOの30億円流出が証明した株式会社の価値 👑
組織運営の難しさを示す例として、ソラナ(Solana)の大規模ミームコイン「BONK」のDAO(分散型自律組織)で起きた、トレジャリーから20ミリオン(約30億円相当)のBONKが合法的に抜かれた事件を解説します。バグやハックではなく、犯人はルールに則り、まず六億円分のBONKを購入してトークンホルダーとなりました。そして、ガバナンス(議案提出)の最低条件を満たした上で「自分自身がコントロールするアドレスに30億円分のBONKを送る」という内容を隠した議案を提出したのです。 1万8000ある参加口座のうち、日々のデイ・トゥ・デイの運用をチェックして投票に参加したのはわずか7口座(犯人含む)であったため、99%の賛成票で議案が可決されてしまいました。人間にはそれぞれの人生があり、何社ものデイ・トゥ・デイの動きを監視するのは不可能です。リバタリマンは「トークンと投票を付ければ全てうまくいく」というユートピアンな考え方を「SoyBoy思考」と一蹴。人類が何百年もの失敗を経てたどり着いた「取締役会(プロに任せる株式会社法)」の仕組みは問題がありながらも現時点の最適解であり、DAOの限界がこの事件で証明されたと語ります。
政治的プレッシャーと真の敵:クラーケン対マザーズ訴訟の背景 📚